今日はYOSAKOIソーランチーム「動夢舞」の2014年第1回目の振り付け

見てわかる通り、このチームのメンバーは身体にハンディキャップを持っている子達が多数在籍する。
当然、通常のチームに振り付けするような動きをそのままやる訳にいかないので、車椅子のメンバーには上半身だけで出来る踊り、立っているメンバーもあまり激しい動きにならないよう配慮して振り付けをする。

しかし、どんなに簡単な動きと言っても彼らにとっては大変な作業で、自分達には想像できない苦労があるんだと思う。

昨年からこのチームに関わって、一つ学んだ事がある。
ハンディキャップがあるからと言って、何から何まで過保護になっても何一つ彼らにとってプラスにはならないと言う事。

現に彼らは、強いチャレンジ精神を持っている。

これは無理だよねーきっとダメだよねー・・・こんな言葉は嬉しくも何ともないのだ。
できるかどうか、やってもみないうちに結論を出すなと・・きっと彼らは心の中でそう思っているに違いない。

今でも忘れない。昨年、彼らの執行部と初めてミーティングを行ったときに言われた言葉

ブロック最下位・・「でも障害者の割には頑張ったよね・・・」

屈辱的な言葉をかけられた。

こんな事は二度と言われたくない。私達はそんな前置きを払拭したいと・・・

わかりました。では、僕もそのつもりで遠慮なく振り付けしますと・・


そして彼らは、何度も何度も難しい動きにも諦める事なく、必死に練習した。

その結果、動夢舞の2013年は「ブロック4位の敢闘賞」を受賞した。


正直、自分もこのチームがここまでやってくれるとは思ってなかった。
あの時の感動は、他のチームとはまた違った特別な感情だった。

今年もまた、6月のYOSAKOIソーランまでどれだけ彼らの思いに答える事が出来るのかわからないが、彼らのチャレンジスピリットを最大限に引き出せるよう頑張って行こうと思う。


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動夢舞2013 大通西8丁目ステージ