関西京都今村組クリスマスLive
今年は大阪の寝屋川と三重県鈴鹿市の2ヶ所で公演

その2日目 三重県鈴鹿市でのLiveに行って来た。
まず自分的には、日本モータースポーツの聖地、鈴鹿サーキットのある場所に行く事にちょっとワクワクしていた
実際サーキットに行く訳ではないが、鈴鹿と言う地名に物凄い憧れ感があるのだ。

さて公演の方はと言うと、第1部が地元鈴鹿や津市のメンバーによるミニLive
決して高いレベルの踊りとは言えないものの、そのひたむきさ、一生懸命さが伝わってきて、気持ちのいい演舞だった。
その中で、中学1年と小学校5年の天才的姉妹がいる。
今年、今村組の札幌遠征の最終練習に行った時、初めて気がついた逸材だが、身体のキレ、表情、練習に向かう姿勢、どれをとっても子どもらしからぬ特別な何かを持っていた。

残る課題は、どこまで継続力を持っているか?この1点である。
どんなに才能に恵まれていても、続ける力がなければ宝の持ち腐れ。
そう言う意味では今後非常に楽しみな2人だと思う。

第2部がチームダンスのバトルと選抜メンバーによるダンスと芝居「今村組物語」
これは前もって先生から芝居やるよって聞いていたので、どんなもんか大変興味があったのだが
メンバーが実に自然な演技で、わざとらしさがまったくない普通に芝居として見られるものだった。
これが全員芝居未経験である事に驚きを感じると共に、一人一人の感情移入能力の高さに恐れ入った。

そして第3部は今村組札幌遠征9年間の軌跡を映像と9曲連続演舞という荒業で披露。

しかも当時その曲で使った衣裳をそのまま使うという徹底ぶり

自分が師匠のスタジオを辞めて独立したのが2001年で、初めて今村組と出会ったのが2002年の「神威」であるから、本当に自分も今村組と一緒に歴史を重ねて来たような気がする。
そんな想いで、それぞれの年の演舞を見ていた。
当時のメンバーはほとんどいない…
それぞれの時代に起こった数々のドラマも今のメンバーは知らないだろう
ただ、歴史を築いた先輩達の気持ちを必死に受け継ごうとする姿勢は、確実に伝わって来る

それでいいと思う。
先輩達の真似をするんじゃなく、気持ちを受け継ぐ事でそこからまた新しい歴史が積み重なっていくのだから…

今年のライヴは大きなチャレンジと、たくさんの思いが詰まったステージだった。