今年の今村組年末ライブは年内3ヶ所、年明け1ヶ所からなるツアー形式だ。

12月13日滋賀県野州、20日三重県亀山、23日大阪府寝屋川そして年明け11日に茨城県つくば

短期間に場所を変えてこれだけの公演を行うのは、制作等の裏方を含め相当のエネルギーを使うだろう。

今日はその3回目にあたる地元大阪寝屋川のライブ。地元だけあって会場の1時間前からかなりの人が入り口に並んでいた。

公演は2部形式で第1部が加西、寝屋川、尼崎の今村組地方教室による発表会と、京都本部の新人メンバーとポッポ組と称する小学生メンバーによる演舞

そして第2部は今村先生によるトーク、本部と地方教室の合計250人の中から選抜された40人によるスペシャル演舞の他、年々磨きがかかってレベルアップも著しい少人数によるチームダンス、それと来年度メジャーデビューを目指す男4人の新ユニット「YUKIMURA」によるライブ

まぁ実に盛りだくさんの内容で、公演時間はなんと4時間30分。

しかしそれが不思議と長く感じないステージだった。

各地方教室の踊りは、まだまだ荒削りで発展途上な部分もあったが、少しでも本部の踊りに近づきたいという強い思いのような物はしっかりと感じられ、その「ひたむきな必死さ」は素晴らしい。

対して本部の踊りも、今村組の伝統でもあるキレとスピード、迫り来るエネルギーのような物はもちろん圧巻だが、何よりジャズやHIP・HOPを踊るチームダンスの上達に目を見張る物があった。

ここの踊りを見るといつも思う事がある

自分も同じような年齢層のキッズクラスやヨサコイチームを指導しているが、そうも踊りに覇気がない。どうやったらこんな勢いと迫力を引き出せるのか??
今村組とは長い付き合いになるが、いまだに決定的な物を見つけられない。

これはまた自分の中での課題として、来年から取り組んで行かなければならんと思った。

余談になるが、今村組のメンバーはよく涙を流す。

でもそれは真剣に闘ったからこそ悲しみや悔しさも大きいと言う現れで、中途半端にやっていたら涙も出ないだろう。

今村先生がライブの最後に言った言葉

「世間では最近の子どもはダメだ。やる気がないとか、夢がないとか・・はたしてそれは本当でしょうか?」
「もしかしたら、自分達大人が子ども達の本当の気持ちや本当の姿を見過ごしているだけなのではないでしょうか?」

あとからわかった事だが、今村組本部のメンバーは今日、地元公演にも関わらず両親や親戚が誰一人見に来てくれていない子がたくさんいるらしい。
家庭内の事だからそれぞれ事情があるのはわかるが、その事がどれだけ本人を傷つける事か、もう少し考えてほしいものだ。





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