音楽にジャンルがあるように、ダンスにも様々なジャンルがある。
JAZZ、HIP・HOP、ハウス、バレエ、コンテンポラリー・・・などなど

それぞれに独特のテクニックとスタイルがある。
その何か一つを極めるのか?または色々なジャンルに挑戦するのか?は個人のチョイスである。
もちろん一つのスタイルを深く極めるのは大切な事だし、人それぞれ好みもあるからそれはそれで構わない。

ただ、最近の時代背景を考えるとそれぞれのジャンルの壁が以前より薄くなってきている。

それは音楽にしても然りであり、お互いがそれぞれのジャンルのいい部分を取り入れながら、いかに新しい感覚の作品を作っていくかを模索しているように思う。

ダンスにおいてもそれは言える事で、様々なジャンルのテクニックを使いこなし自分達のオリジナルを追求している。

だから自分はレッスンの中で、生徒達に色々な事をやらせる。

総合的な軸となるJAZZ、基礎として行うバレエ、バリエーションとしてHIP・HOPやハウス
ごく希にではあるが、サルサやよさこいなんかもやってみる。

それはやはり、自分の所に来る生徒が「これしかできません」ダンサーにはなってほしくないからだ。
ショーケースを行う場合、当然色々なジャンルの踊りを表現しなければならない訳で、自分の中で引き出しが多ければ多いほど、当然出演も多くなる。

俳優がどんな人間の役も演じきれるように、ダンサーもたくさんのジャンルを踊る事ができれば、それだけ幅広い表現力があると言えるだろう。

って事で、今月のコンビネーションはHIP・HOPである。
1週間各クラスをやってみた感じとしては、やはりみんな苦笑いの連続だ。

でも、それにあえて挑戦する事が重要であり、やらなければいつまでたっても「無」である。
今回は、HIP・HOP独特の「ダウンビート」や「はじき」と呼ばれるアクセント
それらをマスターできるように頑張ってほしい。

いつもと違うジャンルを踊る1番の難しさは何と言っても「それらしく見える事」

1ヶ月でどれだけできるかわからないが、毎回何か一つでも吸収してくれれば嬉しい。